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【夜空の星座】牡羊座ってどんな星座?形の特徴と一番簡単な見つけ方

12星座占いでお馴染みの牡羊座。春生まれの人の誕生星座として知られています。ですが、実際夜空に輝く季節はなんと秋。もし実際の星座に興味があるなら、秋に夜空を見上げてみてください。

今回は、そんな実際の夜空に輝く牡羊座について解説する記事です。形の特徴と一番簡単な見つけ方をご紹介します。また、記事の後半では夜空の星座に関するQ&Aも記載しますので、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。

牡羊座の特徴は羊の頭部にある三つ星

夜空に輝く牡羊座一番の特徴は、羊の顔と角を表す三つ星です。

画像を見ると、頭から顔にかけて星が集中していることが分かりますよね。羊の体部分の星は少ない上に、パッと目につくような明るい恒星はありませんから、見る人によっては頭だけがぼんやりと浮かび上がっているように見えることも。

そのため、夜空に輝く牡羊座を探すときは、体よりも頭を先に探すのが良いでしょう。

牡羊座のシンボルマークは、羊の頭部(顔と角)を表す記号であるとされています。牡羊座のメインは頭周辺の三つ星ですから、星座のシンボルマークが羊の頭部を表すのは想像に難くありませんね。

また、画像にもあるように、羊のお尻の上あたりにはすばるという星の集合体があります。すばるは宝石箱をひっくり返したかのように美しい星々の集団。視界の開けた場所では、牡羊座とすばるの共演を楽しむことができますよ。

牡羊座の一番簡単な見つけ方

ズバリ、三つ星を探すのが一番簡単です。牡羊座の近くにはあまり目立った星がありませんから、目を凝らしていればやがて三つに連なる星を見つけることができるでしょう。

前述した通り、体から先に探すのは難易度が高いのでおすすめできません。頭の部分にある三つ星を特定して、牡羊座の頭をぼんやりとイメージしてみてください。牡羊座の頭をぼんやりとでも捉えることができたら、周辺を少し見渡して、体を見つけましょう。全体像を掴むことができるはずですよ。

牡羊座の頭さえイメージできれば、あとは難しくはないはずです。ゆっくりと目を凝らして、夜空に隠された牡羊座を見つけ出してください。全体像が分かったときの感覚はひとしおですよ。

夜空に輝く牡羊座のよくある質問

星座の特徴が分かると、自分でも牡羊座を見つけてみたいという気持ちになりませんか。ですが、天体観測に慣れていないとどうやって見つけたら良いのか分からなかったり、どの時期に夜空を見上げれば良いのか分からなかったり…。

次の項目からは、天体観測に使えるよくある質問をご紹介。「実際の牡羊座をこの目で見たい!」と考えている方や、星座に関する雑学を探している方は、是非目を通してみてくださいね。

牡羊座が見える時期はいつ?

牡羊座は、占星術的には春の星座ですが、夜空においては秋の星座です。

星占いにおける牡羊座は、3月21日前後から4月20日前後に生まれた人の誕生星座。ですが、これは夜空に牡羊座が輝く時期を指すものではなく、太陽が牡羊座に位置する時期を指します。そのため、春頃に夜空を見上げても牡羊座は見ることはできません。

つまり、夜空における牡羊座は秋の星座。中でも牡羊座が見頃となる時期は、7月中旬から12月下旬頃です。うっかり間違えて春に牡羊座を見ようとしても仕方がありませんから、天体観測をする予定の人は気をつけてくださいね。

牡羊座の見頃は春ではなく、

牡羊座が見やすい日は?

牡羊座は、12月25日がもっとも見やすい日であるとされています。

天文学には、「20時南中」という考え方があります。これは、午後8時にその星座が南に見える日のことを指します。牡羊座の20時南中は、12月25日。つまり、クリスマス当日の20時頃に南の夜空を見上げると、キラキラ輝く牡羊座を見ることができる可能性があるということ。

特別なクリスマスを過ごしたいと考えているなら、防寒着を着込んで牡羊座を探しに出かけるのもロマンチックですね。もちろん、天気予報をチェックすることも忘れずに。都会でも街灯などの光源が少ない場所であれば、綺麗に見えるかもしれませんよ。

牡羊座の20時南中は、12月25日

牡羊座の一等星はなんて名前?

牡羊座で一番明るく輝く一等星の名前は、ハマルと言います。

天体観測をするなら、星座だけでなく代表的な星の名前も知っておくと良いでしょう。星座の中でもっとも明るく輝く星のことを、主星、または一等星と呼びます。牡羊座の主星は、「ハマル(Hamal)」と呼ばれる2等星この名は、アラビア語で羊を意味するal-ḥamalに由来するのだとか。

そんなハマルは、牡羊座の頭頂部に位置する恒星です。周辺に散らばる数多の星の中でもひときわ明るく輝いているので、牡羊座の場所さえ分かれば簡単に見つけることができるでしょう。ちなみに、牡羊座は占星術において人間の頭と対応する星座であると言い伝えられています。牡羊座の主星が星座の頭部分に位置しているのは、なんとも意味深な気がしますよね。

牡羊座の主星の名前はハマル

牡羊座の見つけ方にコツはある?

A.牡羊座は、秋の三角形を目安とすることで、比較的簡単に見つけられる星座です。

目安となるのは、「秋の四角形」。さらにその近くには、「さんかく座」という星座が輝いているはず。その南に三つの星が連なって輝いていたら、それが牡羊座の頭部です。秋の四角形→さんかく座→牡羊座の順番で探すと、簡単に見つけることができるでしょう。また、近くに「すばる」という和名で知られているプレアデス星雲を望めます。さんかく座が分からなければ、すばるを探すのも◯。

牡羊座は比較的明るい星座で、なおかつ周囲に明るい星座がないので、比較的見つけやすい星座であると言われています。ただし、胴体にあたる星がないので、一体の羊が夜空に浮かんでいるようなイメージで星を探すよりも、三つの星を探すほうが分かりやすいでしょう。

目印になるのは、秋の四角形すばる

牡羊座と同じ時期に見える星座は?

牡羊座以外には、山羊座、水瓶座、魚座が秋に見える星座です。

占星術において、山羊座は秋から冬、水瓶座は冬、魚座は冬から春の星座ですが、夜空に輝く時期はどれも秋です。牡羊座と同じく季節がまったく異なるので、天体観測をする際は注意。運や場所が良ければ、牡羊座と一緒に見ることができるかもしれません。

また、ペガスス座アンドロメダ座ペルセウス座くじら座も秋の星座。余裕があれば探してみると良いでしょう。ちなみにですが、くじら座は実在するくじらではなく、化けくじらの怪物。名をティアマトと言います。とっても怖い見た目をしているので、興味がある方は調べてみると良いでしょう。

秋の星座は、牡羊座以外に7種類ある。

参考文献

沼澤 茂美, 脇屋 奈々代(2014). 『美しい星座絵でたどる四季の星座神話』. 誠文堂新光社.
宇宙科学研究倶楽部(2016). 『星座の神話と伝説がわかる本』. 学研プラス.
アリエル・ガットマン, ケネス・ジョンソン, 他(2021). 『占星術と神々の物語』. 株式会社フォーテュナ.
著者不明“知ってるかな? 星座の歴史”. 福岡県青少年科学館(2006). http://www.science.pref.fukuoka.jp/tenmon/tenmon_jouhou/2006winter.html, (参照2023-03-28)
寺北早希“ 姫路科学館サイエンストピック科学の目”. 姫路科学館(2021). https://www.city.himeji.lg.jp/atom/research/manako/560_t.pdf, (参照2023-03-28)

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